ホスティングサービスとは? ホストディレクトリとは何だ?

ウェブサイトやブログ、LP(ランディングページ)などのコンテンツを提供するためには、インターネット上に開かれたサーバーを用意する必要があります。ただ、サーバーを自社で用意するのは費用面・管理面ともに大変です。

そこで、一般的に活用されるのが「ホスティング」または「ホスティングサービス」と呼ばれるものです。また、ホスティングサービスの中には、「共有ホスティング」「専用ホスティング」の大きく2種類が存在しています。

今回は、そんなホスティングとは何か?についてご紹介しましょう。その上で、ホスティングをおすすめする理由についても触れますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

目次

  1. ホスティングとは
  2. ハウジングとどこが違うの?
  3. ホスティングをおすすめする理由
  4. まとめ

1.ホスティングとは

冒頭でお伝えした通り、インターネット上にコンテンツを提供するためには、一般的に「ホスティング」を活用します。ホスティングとは、ホスティング事業者の運営するデータセンター(サーバー)を借りることを指します。

インターネット上の全てのコンテンツは、どこかのサーバー上に記録されたものです。そして、訪問者側の端末(PCやスマホなど)がURL(コンテンツの住所)をたどることでコンテンツにアクセスできます。

当然、インターネット上からアクセスできるサーバーを準備しない限り、コンテンツを提供できません。そして、そんなホスティングには、大きく2つのサービスが提供されています。

「共有ホスティング」とは?

共有ホスティングとは、ホスティング事業者の所有するサーバーの一部を借りるというものです。マンションのオーナーから、部屋(サーバー)を一室だけ借りるようなイメージで間違いありません。

1台のサーバーを複数人で共有するということですから、費用としては抑えられます。ただ、同じ利用者の使い方により、サーバーの通信速度やセキュリティの低下などトラブルに発展することもあるのです。

「専用ホスティング」とは?

専用ホスティングとは、ホスティング事業者からサーバーを1台丸ごと借りるという考え方です。不動産屋から、一軒家を丸ごと借りるようなイメージをしていただくと良いでしょう。

1台のサーバーを1人で占有するわけですから、共有ホスティングに比べて費用は高くなります。ただ、他に利用者がいないので、よくあるトラブルに巻き込まれる心配もなく自由に利用できます。

結局、どちらが良いの?

正直、予算に余裕があるのであれば、専用ホスティングを選ぶ方が良いでしょう。ただ、ほとんどの個人や企業が専用ホスティングを維持できるほどの予算はありません。

そのため、費用を抑えられる共有ホスティングを選ぶことが一般的です。ただ、共有ホスティングはホスティング事業者ごとに制約も多く、選び方を間違えると必要な機能が使えない場合もあります。

ホストディレクトリって何?

ちなみに、ホスティングを活用する上で、必ず「ホストディレクトリ」を手に入れる必要があります。これは、「.com」「.net」「.org」などのコンテンツの住所を表したものです。

ホストディレクトリは、ホスティングであれば事業者と契約することで手に入れることができます。コンテンツをインターネット上で提供する際、必ず必要となる大切な情報なので無くさないようにしましょう。

2.ハウジングとどこが違うの?

ハウジングとどこが違うの?

ここまで、ホスティングとは何か?ということでお話を進めてきました。おそらく、ここまでの内容から「ハウジングとどこが違うの?」と疑問を持った方も多いことと思います。

確かに、インターネット上にコンテンツを提供する方法としては、ホスティングの他にハウジングというものがあります。ハウジングとは、ネットワーク環境を所有するハウジング事業者から、サーバーの設置場所を借りるというものです。

土地だけ借りるイメージ!

ホスティング事業者が土地と建物(部屋)をセットで提供しているのに対して、ハウジング事業者は管理している土地だけを提供しているイメージです。サーバー自体は、自社のものなので自由に管理できます。

ただ、土地だけのものなら、わざわざハウジング事業者から借りる必要はないように思えます。実は、ハウジング事業者には以下のような特徴があり、サーバーだけを持つ方がたに重宝されているのです。

安定したネットワーク環境の維持

ハウジング事業者とは、安定した通信設備(データセンター)を所有してるものです。当然、そこには「災害対策」
「停電対策」など
も含まれます。

インターネット上にコンテンツを提供する上で、災害や停電でアクセスできないというのは避ける必要があります。ハウジング事業者であれば、自社で管理するよりも安定してサーバーを運用できるのです。

 高いセキュリティ対策の提供

ハウジング事業者とは、施設内への入室・入館管理も厳重に行うものです。サーバー内には各社のコンテンツを始め、顧客情報や自社情報など機密が多数記録されています。

「サーバーへの不正アクセスにより顧客情報が流出!」ということになれば、企業として信用問題です。ハウジング事業者を利用することで、これらセキュリティに関するリスクの軽減にも繋がると言えます。

自社サーバーを所有しているのであれば、ハウジング事業者を活用する方が良いでしょう。ただ、サーバーの管理には専門知識・管理費用が掛かるものです。正直、ほとんどの企業では維持は難しいと言えます。

3.ホスティングをおすすめする理由

先ほどは、ハウジング事業者とは何か?について触れてみました。結果、ホスティング事業者の方が管理がしやすくおすすめと言えますでは、具体的にどんな点でホスティングはおすすめできるのかご紹介しましょう。

システムの立ち上げが簡単

サーバーの立ち上げとは、単純に設備を揃えれば良いというものではありません。専門部門の立ち上げから管理システムの構築まで、実際に使用するまでに費用も時間も掛かります。

その点、ホスティングであれば、速ければ契約したその日からシステムを活用できます。また、数多くのホスティング事業者が存在し、専用のシステムを用意せずとも求めるサービスは見つかるものです。

高度な専門知識は不必要

サーバーの維持・管理とは、それだけで専門知識の必要となるものです。正直、企業の1社員が片手間で維持・管理できるほど、サーバーの管理というのは簡単ではありません

その点、ホスティングではサーバーの維持・管理を事業者が全て請け負います。利用者側はただホスティングサービスを利用するだけで良く、より良いコンテンツの設計に集中できます。

万が一のバックアップも充実

インターネット上のコンテンツとは、常に欲しい情報が提供されているものです。ただ、実際にはサーバーは止まることもあれば、回線が遮断されることもあります。自社だけで、これらトラブルに対応するのは実質不可能です。

その点、ホスティングであれば事業者が代わりに対応してくれます。また、万が一にもデータが消去されないよう、バックアップも充実しています。つまり、自社で管理するよりも安心・安定しているのです。

企業としての規模にもよりますが、自社でサーバーを管理するというのは知識・費用ともに必要です。より安く・安定したサーバーの運用方法として、ホスティングはおすすめと言えます。

4.まとめ

今回は、ホスティングサービスとは何か?ということを中心にまとめてみました。ホスティングとは、ホスティング事業者からサーバーの個室または一軒家を借りることです。

当然、インターネット上にコンテンツを提供する上で、自社でサーバーを管理するという方法もあります。ただ、サーバーの管理には、専門知識・管理費用が多く必要です。

その点、ホスティングであれば特に知識も必要なく、比較的お得な費用でサービスを利用できます。コンテンツを提供するのなら、ぜひホスティングを中心にサービスを検討することをおすすめします。

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