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ホスティングサービス選びは海外の企業という選択肢もアリ!
ウェブサイトやブログなど、インターネット上にコンテンツを提供するためには、一般的に「ホスティングサービス」を利用します。ただし、国内のホスティングサービスは価格が高い上にサービスの制限のあるものが多いのです。
そこでおすすめするのが、「海外」のホスティングサービスです。ただし、海外のホスティングサービスは、国内のもの以上に選ぶのに不安があるかと思います。特に、説明が外国語のものは選びづらいでしょう。
今回は、そんなホスティングサービスの中でも、海外のおすすめをご紹介します。また、海外のサービスをおすすめする理由や注意点についても触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.海外のサービスをおすすめする理由
冒頭でお伝えした通り、ホスティングサービスを選ぶ上で、「海外」のサービスも選択肢に入れるべきと言えます。これは、海外ならではの魅力があるためです。例えば、以下のような理由が挙げられます。
容量・転送量の無制限が多い
一般的に、国内のホスティングサービスはデータ容量や転送量に制限があります。データ量であれば10GBから、転送量は40GBからです。正直、個人規模のコンテンツであれば十分です。
企業の提供するコンテンツは、大規模なサテライトサイト(情報サイト)やECサイト(通販サイト)であることは珍しくありません。長期的な運用を考えるのなら、100GB200GB程度でも足りないほどです。
その点、国内と比較して海外のホスティングサービスは、容量・転送量が無制限なものも多く提供されています。つまり、企業として大規模なコンテンツの運用を考えるのなら、海外のホスティングサイトの方が安心できるのです。
データベースも無制限が多い
データベースとは、コンテンツ内の情報を個別に管理するためのシステムのことです。国内のホスティングサービスは、このデータベースが1〜5程度である場合がほとんどと言えます。
企業の中には、1社で複数のコンテンツを提供していることは珍しくありません。その場合、データベースが1つでは、各コンテンツの情報を個別に管理することができないのです。
その点、海外のホスティングサービスは国内と比較して、データベースが無制限である場合がほとんどです。例えば、「Hawk Host」であれば500円/月ほど。容量内であれば、いくつでもコンテンツを管理できます。
海外へ表示速度が安定する
ホスティングサービスとは、インターネット上に開かれたサーバーを管理し、そのシステムの一部または全部を貸し出すというものです。そのため、基本的にはホスティングサービスのある国にサーバーが設置されています。
2017年現在、光通信網も整備され通信速度は格段に速くなりました。しかし、国単位でつなぐとなると、どうしてもコンテンツの表示に時間が掛かります。コンテンツの表示時間が長いというのは、訪問者側のストレスです。
その点、国内と比較して海外のホスティングサービスは、海外自体にサーバーが設置されています。つまり、対象の国のホスティングサービスを利用することで、従来のサービスと比較して安定した表示速度を維持しやすいのです。
上記の他にも、海外のホスティングサービスは、国内のものと比較して「価格」がお得なものが多いという特徴もあります。国内で1,000円以上するサービス内容でも、海外なら200〜300円程度で見つけることも可能です。
2.海外のおすすめサービス3選
国内のものと比較して、海外のホスティングサービスは機能面・価格面ともにお得!であることはご理解いただけたと思います。では、実際におすすめとする海外のホスティングサービスをご紹介しましょう。
使いやすさなら「Bluehost(ブルーホスト)」
初心者でも比較的に使いやすいホスティングサービスを選ぶのなら、「Bluehost」がおすすめです。このサービスは国際的に長く提供されているだけあり、他のものと比較してコントロールパネルが洗練されています。
価格は、「prime」で5.95ドル/月ほど。データ容量から転送量はもちろん、サイト数やドメイン数などほぼ全てのサービスが無制限に使用できます。「海外のサイトは操作が不安」という方も、納得できることでしょう。
充実したサービスなら「HostMonster(ホストモンスター)」
さまざまなサービスを活用したいのであれば、「Hostmonster」というホスティングサービスもあります。上記のBluehostの姉妹サービスということもあり使いやすい上に、WordPressを始めさまざまなソフトが標準装備です。
価格は、「prime」で6.95ドル/月ほど。Bluehostと同様にデータ量から転送量に至るまで、ほぼ全てのサービスが無制限です。さらに、自動バックアップ機能も付いているので、万が一にも安心と言えます。
安さなら「HostGator(ホストゲーター)」
ただただ価格の安いホスティングサービスを選びたいのなら、「Hostgator」が良いでしょう。上記の2つのサービスと比較して価格が半分ほどにも関わらず、4,500ものテンプレートを使用できます。
価格は、「Hatchling Plan」で2.78ドル/月ほど。もちろん、データ量・転送量ともに無制限です。また、2017年7月現在、45日間の返金保証も行っています。海外のものが不安な方でも、手の出しやすいサービスです。
上記のホスティングサービスは、どれも海外で人気のものです。もちろん、全て英語表記ではありますが、国内のサービスを利用したことがある方なら、それほど困ることなく操作できるでしょう。
3.海外のサービスの注意点
ここまで、「海外のホスティングサービスは、国内と比較してお得!」と良い面ばかり取り上げてきました。しかし、海外のホスティングサービスには、海外のものだからこその注意点がいくつか存在しています。
法律や規則が海外仕様
海外のホスティングサービスは、サーバーが設置されている国の法律や規則が適応されます。中には、提供できるコンテンツの内容に規制が掛けられていることもあります。例えば、宗教的や性的な内容を含むコンテンツです。
また、サーバーのような情報設備というのは、国にとって重要施設として位置づけられます。万が一、戦争や紛争などにより、現地の情勢が不安定になればサービス自体が強制的に停止させられる可能性もあるのです。
回答までに時差が生じる
海外のホスティングサービスでは、カスタマーサポートも海外に設置されています。つまり、そこには時差が発生するということです。例えば、アメリカでは13時間、フランスでは7時間です。
そのため、国内でトラブルに気づいたとしても、現地では営業時間外ということも十分考えられます。また、対応も英語や現地語と、ある程度の語学力がなければコミュニケーションさえ取れません。
管理に手間が掛かる
先述した通り、海外のホスティングサービスは、基本的に英語または現地語しか対応していません。当然、公式サイト上の説明文はもちろん、サービス自体のコントロールパネルも外国語です。
もちろん、国内のホスティングサービスを使用した経験があるのなら、それほど問題なく対応できるでしょう。ただし、初めてのホスティングサービスが海外という方には、管理に慣れるまで手間が掛かると言えます。
4.まとめ
今回は、国内と比較して海外のホスティングサービスをおすすめする理由についてまとめてみました。いかがでしたか?比較的安くでデータ量・通信量が無制限というのは、国内にはない海外ならではの魅力と言えます。
また、海外のホスティングサービスであれば、同じサービス内容でも国内と比較して半分以下の価格ということも珍しくありません。例えば、「Hostgator」は2.78ドル/月でデータ量・通信量ともに無制限で利用できます。
ただし、海外には「法律」「時差」「管理」など、いくつかの面で不安もあります。特に、全て外国語対応というのは大変です。ぜひ、海外の良い面と悪い面、両方を理解した上で、国内のサービスと比較してみてください。