ウェブサイトやブログなど、コンテンツをインターネット上に提供する方法として、一般的に「ホスティングサービス」が活用されています。ただ、いわゆるホスティング事業者の数は多く、提供されているサービスの内容はさまざまです。

コンテンツというのは、一度でも設置すると簡単に移動させられるものではありません。正直、「自分のコンテンツにはどのホスティングサービスが良いの？」と迷ってしまう気持ちも分かります。

そこで今回は、数あるホスティングサービスを徹底比較！「個人」「法人」の2つのキーワードから比較し、おすすめできるホスティングサービスをご紹介しましょう。ぜひ、ホスティングサービス選びに役立ててください。

目次

1. 個人向けのホスティングサービス
2. 法人向けのホスティングサービス
3. まとめ

1．個人向けのホスティングサービス

個人が設置するコンテンツと言えば、ブログやアフィリエイトサイトなどが有名です。ブログやアフィリエイトでは、毎日更新することで新鮮な情報を多く提供する必要があります。

そのため、個人向けホスティングサービスは、ある程度の転送量（データ量）に耐えられるものがおすすめです。また、個人ということで費用面でもお得！なものも比較する上で重要なポイントと言えます。

LOLIPOP（ロリポップ）

200万サイト以上で使用されている、日本でも最大手のホスティングサービスの1つです。主な特徴は、設定が初心者でも簡単ということが挙げられます。規模の小さなコンテンツであれば、数分で設置可能です。

「エコノミープラン」は100円（税別）/月で利用できます。ディスク容量10GBで転送量は40GB/日と、個人で利用するには十分なサービスです。また、2017年現在、10日間の「無料お試し」もあります。

SAKURA（サクラ）

350種類以上のテンプレート（サイト）を、すべてのプランで利用できるホスティングサービスです。主な特徴は、サーバー稼働率が99.99％と、通信速度・セキュリティともに安定していることが言えます。

「スタンダード」は515円（税別）/月で利用できます。ディスク容量は100GBと大容量な上、ワードプレスだけでなくECサイト（通販サイト）にも対応しており、個人で利用するには十分すぎるサービス内容です。

mini bird（ミニバード）

契約期間に応じて、料金がお得！になるホスティングサービスです。主な特徴は、アカウントごとに最大50個までの独自ドメインと1,000個までのサブドメインが設定できることが挙げられます。

「ミニバード」は3カ月契約なら300円（税別）/月、6カ月契約なら250円（税別）/月で利用できます。ディスク容量は50GBと、個人向けとしてバランスの取れたサービスと言えます。

上記の3つのプランを比較すると、とにかく安くなら「LOLIPOP」、大容量なら「SAKURA」です。また、ある程度の安さと容量が必要なら「mini bird」が良いでしょう。

一般的に、個人向けのコンテンツはそれほど容量が必要ありません。正直、10GB〜30GBもあれば十分な場合がほとんどです。もし、趣味でブログをする程度なら、比較した中なら「LOLIPOP」がおすすめです。

2．法人向けのホスティングサービス

個人向けのホスティングサービスであれば、それほど容量は必要ないかもしれません。ただ、個人と比較して法人のコンテンツでは大量の記事や写真など、データ容量は多く必要です。

また、法人としてコンテンツを提供するのなら セキュリティ面・通信状況ともに安定していることも比較する上でのポイントと言えます。つまり、万が一に対応したバックアップ体制のあるホスティングサービスが良いという訳です。

LOLIPOP（ロリポップ）

 お得に大規模コンテンツを提供したい法人向けのホスティングサービスです。また、ワードプレスやEC-CUBE、baserCMSなど、コンテンツの設計に必要なシステムは一通り使用できます。

「エンタープライズプラン」は2,000円（税別）/月からです。データ容量は400GB、転送量は無制限とおよそ全てのコンテンツに対応しています。また、サーバーは24時間有人監視と、セキュリティも高いと言えます。

SAKURA（サクラ）

 セキュリティ性の高いコンテンツを提供したい法人向けのホスティングサービスです。特に、独自で「SSL（暗号化）」サービスも提供されており、検索エンジンから高い評価を受けやすいコンテンツの設計ができます。

「ビジネス」は2,571円（税別）/月で300GBまで、「ビジネスプロ」は4,628円（税別）/月で500GBと選べます。その上、管理者権限を複数設定することもでき、コンテンツの委託管理にも利用可能です。

sixcore（シックスコア）

 ハイスペックな専用サーバーを準備したい法人向けのホスティングサービスです。SECOMの「セキュリティ診断サービス」が全てのプランで利用でき、他のサービスと比較して特にセキュリティの高いサービスと言えます。

「専用サーバーサービス」は、30,000円（税別）/月で1,000GBまでです。また、専用サーバーということでドメインを無制限に設定でき、複数のコンテンツを1度に提供できます。

上記の3つのプランを比較すると、安くて大容量であれば「LOLIPOP」、セキュリティの高さなら「SAKURA」、自由度であれば「sixcore」と言えます。もちろん、容量としてはどのホスティングサービスも十分です。

ただ、法人のコンテンツとして最も重要視されるのは「セキュリティ面」です。であれば、独自のセキュリティ対策（SSL）を利用できる「SAKURA」がおすすめでしょう。

3．まとめ

いかがでしたでしょうか？今回は、「個人」「法人」における、おすすめのホスティングサービスを比較してみました。個人であれば、LOLIPOPの「エコノミープラン（10GBまで）」で100円（税別）/月がおすすめです。

反対に、法人であればSAKURAの「ビジネス（300GB）」で2,571円（税別）/月が、独自「SSL（暗号化）」も使用できて安心でしょう。また、専用サーバーであれば、sixcore（1,000GB）という手もあります。

ホスティングサービスを選ぶポイントは、「値段」「容量」「セキュリティ」の3点です。ぜひ、「どれだけの予算を割振れるか」「コンテンツのデータ量はどれくらいか」「セキュリティはどこまで必要か」を考えた上で選ぶようにしましょう。